― 戦中戦後のカメラたち ―
このたびミュゼふくおかカメラ館ではコレクション展「WAR and CAMERA200-戦中戦後のカメラたち-」を開催いたします。
クリミア戦争でイギリスのロジャー・フェントンが世界初の戦場写真を撮影して以来、カメラは戦争を写し、様子を伝えることで、私たちに大きな影響力を与えました。また写真技術の発展に伴い、過酷な極地での偵察や訓練にもカメラが使われるようになりました。
今回は「戦争」と「カメラ」に焦点を当て、常設展最多となる200点のカメラを一堂に集めました。第一次世界大戦から冷戦期までのカメラと軍の関係、戦場カメラマン、激動の時代のメーカーたち、戦後の復興期・経済成長を遂げた日本のカメラなどを時代背景とともに紹介します。全館を上げて今を生きる私たちが「戦争」を知り、「平和」を考えるきっかけに繋がればと願います。